多くのプレイヤーと接点を持つ卸の特徴を生かし
自分でトレンドをつくりたい。
大学でマーケティングを専攻していた私は、消費者が商品を購入するまでの動きや、商品・売り場の魅力を最大化するセールスプロモーションについて関心がありました。そこで学んだことを活かす場として興味を抱いたのが食品業界です。食品業界は、常に新しいトレンドが生まれ、そのまま食文化として定着するものもあれば、あっという間に忘れられてしまうものもあります。それがとても面白いと感じており、自分もそんな世界に関わりたいと思っていました。なかでも卸は小売とメーカーの間に入る中間流通として、数多くのプレイヤーと接点が持てるので「自分が社会のトレンドを創れるのでは?」という夢を描いていました。最初の配属は食品統括本部のビジュアルマーチャンダイジングセンターで、食品売り場の棚を再現し、商品の陳列提案などを行いました。陳列デザイナーやディレクターみたいなものです。入社1年目でいろいろな方の間に入り、「こうしていきましょう」と提案する、大変でしたがやりがいのある業務でした。