• 会社を知る

    国分が300年大切にしていること

    3分でわかる食品卸

    国分の人を育てる環境

    国分の挑戦

  • 仕事を知る

    国分の仕事と職種

    社員インタビューINDEX

  • キャリアを知る

    キャリアインタビュー 01

    キャリアインタビュー 02

    キャリアインタビュー 03

  • エリアを知る

  • 社風を知る

    社員に聞いた!国分自慢

    新入社員Q&A

  • 国分の採用を知る

    国分グループでの働き方

    採用メッセージ

  • 2026卒 エントリー

    2026年卒新卒採用

    マイページの新規登録はこちらから

  • 2026卒 ログイン

    2026年卒新卒採用

    マイページのログインはこちらから(ご登録済みの方)

CAREER INTERVIEW

Vol.3

仕入れで身につけた商品知識で


「健康」という未開拓分野に挑む。


国分グループ本社株式会社
ヘルスケア統括部 課長
1997年入社

現在の仕事

2016年に新設された「ヘルスケア統括部」に所属しています。部署の名前通り、健康に特化した業務を行っています。分かりやすく言うと食でヘルスケア・健康を語ることなのですが、簡単なようで実はとても奥が深くて難しいんです。
例えばメディア等で‟体に良い・健康になる”とされる食材や食べ方とかいろいろ紹介されていますが、その多くは一過性の流行で終わってしまいます。流行に流されることなく、しっかりとしたエビデンスを持った食品を社会に定着させていく、それが現在の仕事です。具体的には「美味しく体に良い」をコンセプトにした商品開発や、スーパーマーケット、ドラッグストア向けに健康を軸とした売場提案などをしています。最近では、各種健康関連セミナーの講師を務める機会も多くいただいており、健康への取組みについて業界内外へ発信しています。

入社初年度 夢を描く

多くのプレイヤーと接点を持つ卸の特徴を生かし
自分でトレンドをつくりたい。

大学でマーケティングを専攻していた私は、消費者が商品を購入するまでの動きや、商品・売り場の魅力を最大化するセールスプロモーションについて関心がありました。そこで学んだことを活かす場として興味を抱いたのが食品業界です。食品業界は、常に新しいトレンドが生まれ、そのまま食文化として定着するものもあれば、あっという間に忘れられてしまうものもあります。それがとても面白いと感じており、自分もそんな世界に関わりたいと思っていました。なかでも卸は小売とメーカーの間に入る中間流通として、数多くのプレイヤーと接点が持てるので「自分が社会のトレンドを創れるのでは?」という夢を描いていました。最初の配属は食品統括本部のビジュアルマーチャンダイジングセンターで、食品売り場の棚を再現し、商品の陳列提案などを行いました。陳列デザイナーやディレクターみたいなものです。入社1年目でいろいろな方の間に入り、「こうしていきましょう」と提案する、大変でしたがやりがいのある業務でした。

入社2年目 仕入れを極めた18年

さまざまな食品の仕入れを通して
商品知識と身につけ、人脈を築きました。

2年目に仕入れ担当となり、以後18年間にわたって、調味料、缶詰、レトルト、嗜好品、飲料等さまざまな食品カテゴリーの全社仕入業務を担当しました。わかりやすくいえば卸におけるバイヤー的立場で、数多くのメーカー様とお会いし、売れそうな商品を発掘していくことが仕事です。この仕事を通し、幅広い食品知識を身につけ、さまざまな人脈をつくることができました。これが今の自分の財産となっています。仕入部門に18年携わったからこそ言えることかもしれませんが、ひとつのことを「極めていく」ことも大切だと思っています。
この仕事で大変だったのは、売り込みに来られた商品は、どんなものでも試食しなければいけないことです。今回ご紹介いただいた商品が難しくても、次は魅力的なものを開発するかもしれない。その将来性を信じて、どんなものでも勧められればとりあえず口に入れていました。今までで一番強烈だったのは、豆乳と牛乳を混ぜたミックスドリンクでした。とても複雑な味でしたが、それも喜んでぐっと笑顔で飲み干しました。

入社10年目 商品の価値の奥深さにきづく

商品の世界観を理解して
新しいトレンドを世に送り出す。

飲料カテゴリーを担当していた時の事です。当時まだ日本ではあまり知られていなかった海外の炭酸飲料メーカーが「エナジードリンク」を持って来社されました。現在では誰もが知っている商品ですが、当時はまだ「エナジードリンク」という言葉すら一般的ではありませんでした。当時、飲料として価格が高く、且つ容器もペットボトル全盛の中での缶容器でしたので売るのは難しいというのが正直な第一印象でした。しかし商談を進める過程で実際の飲用シーンを学ぼうと若者が集う深夜のクラブへと訪れた際、外国人客を中心にそのエナジードリンクをウオッカで割ってガンガン飲んでいたんです。それを見て、これは今までにない新しい世界観を持った商品だったのかと衝撃を受けました。その後、そのエナジードリンクは一世を風靡する大ヒット商品となりました。あの時、もし商談を進めていなかったらこの大ヒットの流れに乗れなかったと思うとゾッとします。商品の価値を味やデザイン、価格だけでなく、そのコンセプトや世界観からも検討しなくてはいけないことに気づかされた貴重な経験となりました。今となってはこの大ヒット商品に陰ながら関わることができたことを誇りに思っています。

入社20年目 健康領域の可能性を模索する

健康領域の定着をめざして
ヘルスケア統括部をけん引

生活者の健康に対する意識は確実に上がっています。食品分野においても数多くの商品が発売され、存在感を増してきています。食品に対する健康の期待感、例えば免疫力アップ等もありますが、未病に対する期待感の高まり、これをしっかりとした形で社会に定着させる必要があると感じています。
健康食品分野における健康、今まで様々な商品がブームになりました。近年確実に健康意識が上がってきていますがしかし、これまでに本当の意味で社会に定着したものはありません。

国分でも、健康軸の商品を新しい市場と位置づけ、2007年から医薬系卸の東邦薬品・大木と業務提携して「サンフラワープロジェクト」を始動しています。私もプロジェクトに参加し、食品と健康に対する新しいビジネスを模索してきました。その経緯から、「ヘルスケア統括部」発足のメンバーに指名していただきました。食品統括部の長いキャリアに終止符を打つことにはなりましたが、「健康」は今までになかったカテゴリーで、食べた際の効果効能が求められるなど、単に味覚や価格といった従来の価値観を超えた発想が必要です。それを可能にするのは仕入れで身につけた基礎知識があってこそだと思います。現在の健康ブームを一過性に終わらせることなくひとつの分野として定着させるため、知識と発想を総動員して商品開発や売り場提案に力を注いでいます。

今後の目標

「健康」は、食品分野ではまだ取組みが浅い発展途上のカテゴリーなので、立派に成長させて独り立ちさせることが目標です。特に商品開発は我が子のように手をかけて育てていきたいと思います。これまでも、女性に不足しがちな鉄分を補給できるプルーンジュースや、脳の疲労に直接働きかけるブドウ糖のタブレットなど、いくつか商品化されていますが、まだまだ足りません。たとえばすでにある調味料でも、減塩につながる調理法の提案など、発想を変えることで健康カテゴリー商品として育てることも可能だと考えています。「健康」分野は、これまでにはない新しい試みが生まれる可能性を秘めた楽しみな市場です。今年で4回目の年男と、身体は歳を重ねてきましたが、気持ちは若く持ちまだまだチャンレジし続けていきます。

キャリア社員紹介

Vol.1

国分首都圏株式会社
第二営業本部 マーケティング担当 グループ長
2006年入社

Vol.2

国分グループ本社株式会社
商品開発部 グループ長
2002年入社

Vol.3

国分グループ本社株式会社
ヘルスケア統括部 課長
1997年入社