INTERVIEW
適切な在庫コントロールが、
速やかで円滑な商品流通を実現する
国分首都圏株式会社
首都圏業務センター
2017年入社
PROFILE
食品業界を志望するなか、メーカーと得意先の架け橋として消費者のニーズに合った商品を提供できる卸売業に魅力を感じた。その中でも国分は、自社製品の開発に積極的であること、説明会や面接で感じた「人」の良さに惹かれて入社を決めた。入社以来、専用および汎用センターで受発注業務を担当。小学生から続けてきたテニスが趣味。
入社後から現在までのキャリアを教えてください。
入社から3年間、特定の得意先専用の物流施設、「専用センター」で発注業務をしています。主な仕事は、得意先へお届けする商品をメーカーへ発注して倉庫に入荷する、在庫管理です。過去の売上データ等に加え、時季に応じた季節商品などの要素を加味し、得意先からの受注数を予測してメーカーに発注しますが、そこで重要になるのが適切な在庫コントロールです。在庫コントロールとは、単に過剰な在庫を抱え込まないことを意味するだけでなく、得意先の方々にとって最悪の事態である「欠品」を出さないためのコントロールでもあります。常に「欠品」ゼロを継続することが、私たちの役割といえます。現在は、複数の得意先を担当する物流施設、「汎用センター」のチーフとして、得意先からの注文に対応する受注業務も行っています。
※専用センター:特定の企業専用で、まとまった物量を扱う場合に構築される物流センター。
※汎用センター:異なる業態の小売店(スーパーマーケット、コンビニ、酒販店等)をカバーし、様々な商品の出荷に対応可能な物流センター。
現在の仕事のどのようなところにやりがい、面白みを感じますか?
業務の中でもっとも緊張するのは、年末年始など全国的な長期休暇が訪れる前です。このような時期はメーカーも休暇に入る場合が多く、その年や時期によって売れ行き好調な商品、急にトレンド化した商品など、小売店からの受注内容も変化します。つまり、急な需要が発生しやすいが、すぐに対応することが難しい時期なのです。したがって、事前準備が極めて重要で、「絶対に欠品を出さない」がメンバーの合言葉となります。過去のデータから自分だけで判断することは避け、営業担当者やセンターと連携し、商品の発注数やセンターの入荷数の調整など、チーム内で情報共有を細かく行い、長期休暇に備えます。その結果、大きなトラブルも欠品もなく長期休暇を乗り越えることができたときは、この上ない達成感、やりがいを感じます。また、普段も自分が発注した商品が店頭に並んでいるのを見ると、日々の業務がお客様に笑顔や喜びをお届けできているというやりがいを実感しますね。
今までに印象に残っている出来事はありますか?
入社2年目のときでした。後輩に業務を指導する立場となり、1年目とは状況が大きく変わりました。自分の知識不足を痛感し、指導方法や伝え方などを模索しながらも不安な気持ちを抱き続けていました。そんななかで行われた2年目研修が、自分にとって大きな気付きを得る場となったのです。1つ目の大きな気付きは、後輩を指導する際に自分が経験してきたことを伝える努力を惜しまないことの大切さでした。2つ目の気付きは、自分本位にならず相手にとって理解しやすい伝え方を常に意識することの重要性です。さらに、質問されたことに対してただ答えを提供するだけではなく、答えを導くまでの流れを理解してもらい、自分で考えてもらうことが必要になるなど、指導する立場として多くの学びがありました。当初、まだ2年目の自分が後輩を指導することに大きな戸惑いとためらいがありましたが、これらの経験と学びで自分自身も確かに成長した手応えを得ました。
仕事をする上で、大切にしていることと、これから挑戦したいことを教えてください。
私の仕事は一人で完結するものでなく、前後にメーカーと得意先という他者(他社)の存在があります。ですから、それぞれの相手に対する理解、円滑なコミュニケーションを通じて互いに気持ち良く仕事を進めることを最も大切にしています。ただ、それは私個人だけではなく、国分は企業全体で人との和を大切にしている方が多く、それが社内外問わず誰もが気持ち良く仕事をすることに繋がっていると感じます。このような人の温かさが、社是である「信用」を300年以上守り続けているベースにあるのではないでしょうか。私が今後挑戦したいことは、これまでの知見やノウハウを活かして、より良い後輩育成や業務の改善提案に取り組むことです。またチーフとして業務効率化や生産性向上を図っていくことで、メンバーにとって働きやすい環境、業務へのモチベーション向上につながる体制づくりも進めていきたいと思います。将来的には、営業と受発注業務をつなぐ役割を担う営業事務など、新しい仕事にも挑戦していきたいと思っています。
私がむすんだ〇〇〇
「お客様の笑顔」
新人の時に、スーパーの店頭でオリジナル商品(缶つま)を1日販売する研修がありました。店舗の方に協力していただきながら、他の研修の合間に発注数量や販売方法などを考え、POPなどを事前に準備し、当日は自ら店頭に立ちました。店舗からお客様へ「食」が届けられる際の笑顔を見たときに、国分の仕事のやりがいを実感できました。今でもこの体験が仕事の礎となっています。
あなたにとって国分とは?
自分を成長させてくれる場です。日々学ぶことが多く、意見や提案を進言しやすく、自分の考えにしっかりと耳を傾けてもらえます。例えば、業務効率化に向け他部署と連携を図るための改善案を提案し、実際に採用していただくなど、温かく風通しの良い環境があります。この中で自分の可能性を広げ、さらに成長していきたいと思っています。
国分に入社してよかったこと
素敵な同期に出会えたことです。国分という会社だからこそ、素敵な仲間が集い、出会うことができたのだと思っています。仕事のみならず、プライベートでも同期と過ごすことが多く、何でも相談し合える大切な存在です。また国分では、業界主催の運動会に参加するのが恒例なのですが、その際の一体感、社員の熱量の高さは率直に「いいな」と思いました。